前回、謎解きゲーム制作会社の選び方についての記事を上げましたが、今回はその関連で、謎解きゲームを依頼する際に、どんな方に遊んでほしいのかを明確にするための記事を投稿します。
前回の記事はこちら↓
玄人向け
謎解きゲームは10年以上の歴史があります。ハマる人はどんどんハマりますので、謎解きのレベルもどんどん上がっていきます。そういう謎解き大好きの方向けです。
所要時間は1時間以上。周遊型のイベントなら3時間位はかかるゲームが一般的です。中には一日かかるイベントも少なくありません。丸一日かけて謎解きにどっぷり浸かりたい方がたくさんいらっしゃいます。すごい精神力を持った人たちです。
有名なイベントが、東京メトロを使った鉄道謎解きです。東京だけでなく、名古屋や大阪でも同様のイベントが開催されています。また、街歩き型も多く見られます。下北沢や横浜、浅草など、わりと都会で開催されている印象です。
玄人向けのイベントは都心部で行われることが多いです。東京・名古屋・大阪が主です。理由は、謎解き好きは都心部に多く生息しているからです。というのも、そもそも謎解きイベントが都会に多く存在するので、必然的にそういう方たちが集まる、またはたくさんイベントができるのが都心だからです。
なので、玄人向けイベントを開催する場合は都心部で開催するのをおすすめします。後述しますが、地方都市でそれをやってもなかなか集客に結びつきません。そもそものプレイヤーの数が違うので。
ファミリー・初心者向け
謎解き初心者や子ども・ファミリー向けです。こちらのゲームは「ライト」なゲームが多いです。所要時間も長くて1時間。30分〜60分程度で解けるものが多いです。頭を使うゲームを60分以上やると疲れてしまい、飽きてしまうからです。飽きずに楽しく遊べるボリュームを計算して作ります。
こちらのターゲットに向くのは地方都市です。先程も書きましたが、地方都市は謎解きに慣れていない方のほうが圧倒的多数です。興味はあるけどやったことがない、少しだけ体験したことがある、子供と一緒に時間を潰したい、などそういう方々に非常におすすめです。難易度もそれほど高くないので、ワクワクしながらゲームを体験でき、スッキリした気持ちで終えることができます。また、ヒントもたくさん用意している場合が多く、ほぼ答えみたいなヒントもあります。なので問題がわからず詰まってしまう方でも最後まで楽しく遊ぶことができます。筆者自身もわからない問題があったらさっさと答えを見たいタイプなので(おい)、答えがサクッと見られるのは結構重要だと思っています。
こちらのターゲットの場合は、ショッピングセンター、公園施設、商店街、プロモーション、お城など様々なシーンで使うことができます。広くターゲットを取りたいという方はファミリー向けがおすすめです。
ただ、難易度が難しくないと言っても、学生が作ったような安易なものにはなりません。問題の最後には驚きと感動が隠されています。これが謎解きゲームの醍醐味だと思っています。そこに持っていくための動線や物語性をしっかり作り込み、最後の驚きの答えへと導くのです。ただのクイズラリーやスタンプラリーとここが違う点です。
このあたりのゲームは「たぬき探偵ジェリー」シリーズが非常に得意です。気になった方は是非お声掛けいただけたらと思います。