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謎解きの魅力① 遊びながら学べる

謎解きゲームには様々な魅力があります。今回はその魅力の一つである「遊びながら学べる」という点について解説していきます。

謎解きは学習にも繋がっている

謎解きは答えから逆算して作る

謎解きゲームは「謎」を用いたゲームです。謎とよばれる不思議な問題を頭を使って解いていくのですが、その「謎」をオリジナルで作る事ができます。
その「謎」の中には、作者が入れたいメッセージを入れることができます。
そもそも謎解きを作っていく場合、答えからつくることがほとんどです。
例えば「愛」というメッセージを伝えたい、だから答えを「愛」にしたいと思ったら、どうやったら「愛」にたどり着くのだろうかと考えていきます。逆に言えば、答えが先にこないと謎解きゲームを作るのはとても難しいといえます。なので、メッセージを入れる場合は答えにメッセージを入れることが多いです。
また、解き方にもメッセージ性を盛り込むことができます。
例えば以下の問題をご覧ください。

毎週水曜日にたぬき探偵ジェリーのTwitterアカウントで問題を出題

こちらは6月にたぬき探偵ジェリーの公式Twitterアカウントで出題した問題です。
6月といえば、雨ですよね。なのでここでは「雨」をテーマに謎を制作しています。
また、背景も雨っぽい雰囲気になっており、雨を感じさせるデザイン性も特徴です。
さて、問題の解き方は、以下のとおりです。

背景に雨がかかれているので、 それぞれの文字に雨を足してみよう
「五月」は「五月雨(さみだれ)」に、
「田」は「雷雨(らいう)」に、
「天」は「雨天(うてん)」に、
「小」は「小雨(こさめ)」に、
「音」は「雨音(あまおと)」になるよ。
数字に当てはまる文字を入れると、 「こたえはれいんこーと」となるから、 正解は「レインコート」だよ!

雨のテーマに沿った問題となっていますよね。こういう一貫性がメッセージをより際立たせるのです。

遊びながら学ぶこととは?

この「答えから逆算する」という要素を活かして、プレイヤーに学んでほしい要素を盛り込むことができます。
よく使われるパターンは、自治体の観光地についての情報です。
県外・市外の人に街の魅力をPRしたい。それを遊びながら伝えることができるのが謎解きなんですが、街の魅力を問題にすることで、より興味をもたせることができます。例えば、「マグロ」が有名な街なら、答えを「マグロ」にして、マグロっぽい雰囲気の問題にしていく。また、マグロの情報を観光地のどこかで得ることで解ける問題にすることもできます。
こういった情報をただパンフレットに書いても伝わらないじゃないですか。自発的に情報を取りに行ったり、学ぶ姿勢を見せないと頭に入っていかないのが人間です。
ちなみに、アメリカの国立訓練研究所が出した研究によると、人が学ぶにはいくつかの段階があるそうです。

ラーニングピラミッド

これをラーニングピラミッドといいます。右側の%は学習定着率を表します。つまり、どのくらい脳みそに定着するか。他の人に教える場合は90%学習が定着するんですね。そりゃそうですよね。自分が知らないことを他人に教えることはできませんし、教えた人ならわかると思いますが、実は教えている人が一番勉強になっているんですよね。
さて、これを見ていくと、先程の「学ぶ」という意味では、観光地のマグロの情報を学んだとき、これは「読書」にあたるのではないでしょうか。その場合の定着率は10%です。ほとんど定着しません笑。一度本を読んだだけですべて覚えられるなら学校なんかいらないですもんね笑。
そこで「謎解きゲーム」です。謎解きゲームとは自発的に行動をして、自分で問題を考える、いわば能動的でないと解けないゲームです。つまり、ラーニングピラミッドでいうところのアクティブラーニングに相当します。その中の「自ら体験する」に謎解きゲームは当たると思われます。そうなると、学習定着率はなんと75%です!読書の7.5倍です!これがいかにすごい数字か!
観光情報のパンフレットを作って伝えたいとしたら、その予算って実は結構かかります。パンフレットの取材費、デザイン費、印刷費を合わせると100万はくだらないじゃないでしょうか。しかし、同じ予算感で謎解きゲームが作れたとしたら…?そしてその効果は7.5倍!めっちゃお得じゃないですか?
これが「謎解きゲーム」のすごさです。
アクティブラーニングに属する謎解きゲームは、学習でもありゲームでもある。楽しみながら自然と学ぶことができるまさに良質なコンテンツといえると思います。
同じイベントをするに、観光パンフレット作るとか、タレントを呼んでTVに取り上げてもらうとか、色々あると思います。しかしながらそれらは「アクティブラーニング」ではなく、受動的なものなのです。PRとしては非常に弱いと言わざるを得ない。考えても見てください。昨日見たTVCMを覚えてますか?新聞広告を覚えてますか?街で見たポスター、覚えてますか?ほとんどの方が、思い出せないと思います。だけど、ゲームをした体験ってなんとなく覚えてませんか?それは受動的か、能動的かで記憶の定着力がぜんぜん違うからです。
なので筆者としてはイベントをやるなら能動的に関わってもらうものが良いと思っており、結果「謎解き」が一番コスパがいいんじゃないかって思ってるわけです!

と、熱く語ってしまいましたが、謎解きは遊びながら学ぶことができる希少なコンテンツなので、ぜひイベントを考える際の一つのネタにしていただけたらと思います。

>物語の主人公に! 体験型謎解きゲーム!

物語の主人公に! 体験型謎解きゲーム!

謎解きゲームはあなたが物語の主人公となり、実際に謎を解き明かしてクリアを目指す体験型ゲームです。たぬき探偵ジェリーの謎解きゲームは日本全国で開催中。​静岡には謎解きゲームができるカフェ「ジェリーの謎解きルーム」も。初心者でも楽しく遊べるジェリーの謎解きシリーズを是非ご体験ください。

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