謎解きゲームはスタンプラリーと比較されがちです。その違いについて解説していきます。
作業だけにとどまらない謎解きゲーム
まず違いの大きな点は、「作業感」です。
スタンプラリーは、指定された地点に行ってスタンプを押して回るものです。
それに対して謎解きゲームは、指定された地点に行って「謎を解いて、答えを記入する」ものです。
両方とも、指定された地点に行くのですが、そこから何をするかが変わってきます。
言ってしまえば、スタンプラリーはスタンプを押すだけです。
謎解きゲームは、「謎を解きます」。
ここには大きな違いがあると思っています。スタンプは、ただスタンプを押すという作業です。謎解きは謎を解くというクリエイティブな部分があります。頭を使う必要があるのです。この頭を使う行為がとても大事で、これをすることでより没入感が生まれます。没入感が生まれると、そのイベントに対する熱量も出てきます。例えば、その施設にまつわる問題になっていた場合、その施設の事を知ることができます。ゲームが終わった頃には、施設の事を少し知っている状態になるので、より施設に興味を持つ人が増えるでしょう。対してスタンプラリーはただスタンプを押していくだけなので、その施設の事を知ることもできないし、終わったあとに脳みそに残る情報量がまるでありません。
この点が大きな違いといっていいでしょう。
そもそも楽しい
他の違いというか、そもそも謎解きゲームは楽しいです。なぜなら、自分で謎を解き明かしていき、最後の答えにたどり着く達成感を味わうことができるのです。
筆者も謎解きのイベントを何度も運営したことがありますが、謎を最後解き明かしたときの子どもの反応といったら、めちゃくちゃはしゃいでいました。飛び跳ねてましたから。それくらいクリアしたときの達成感は半端ないです。これがスタンプラリーではできないと思います。スタンプを全部集めて飛び跳ねている人なんて見たことないですよね?
アハ体験
アハ体験という言葉を知っているでしょうか?この言葉は、ドイツの心理学者カール・ビューラーが提唱した心理学上の概念で、ドイツ語で「Aha-Erlebnis」といいます。
アハ体験とは、それまで蓄積した知識や情報のからまりがひらめきによって一直線になり、解決したときによる感動体験のことです。ゲームをやっていて、そういうことだったのか!とひらめくときって気持ち良い感じがありません?その感動体験のことです。
これが謎解きゲームでも起こると言われています。
謎解きゲームは、小さな謎をまず解いていき、それらの情報を持って最後の大きな謎に挑戦するという構図があります。最後の謎はそれまでの謎と比べると難しく、すぐには解けるものではありません。過去に解いた謎の答えを利用したり、他の要素を比べたり、いろいろ駆使するんですが、それが解けたときの感動は他のイベントではなかなか得られないものです。
なぜ他のイベントでは得られないのか?筆者の感覚でいうと、謎解きゲームは他のイベントに比べて能動的なイベントだからだと思います。他のイベント、例えば、ヒーローショー、ステージショー、物産市、それらは「見るだけ」です。見る行為はどちらかというと受動的な行為です。体を動かしたり、自分で答えを考えたりしません。でも謎解きは自分で考えないと決して答えにたどり着かないイベントです。この超能動性が、アハ体験を生み出すし、心に残るイベントになると考えられます。
結論、どうせやるなら謎解きでしょ
結論は、周遊型イベントをやるなら謎解きにしたほうがいいよ!ってことです。
ただ、予算の関係もあるので、難しい場合もあるかと思います。
その場合にオススメなのは、たぬき探偵ジェリーの導入費0円でできる販売型謎解きです。
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こちらをぜひご検討いただけたらと思います。
もちろんその他の謎解きも取り扱っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。