謎解きゲームをしているとき、ひらめきによって謎が解けるとすごくスッキリしませんか?この現象を心理学用語でアハ体験と言います。アハ体験はなぜ起こるのか、解説します。
アハ体験とは
アハ体験とは、ドイツの心理学者カール・ビューラーが提唱した心理学上の概念で、未知の物事に関する知覚関係を瞬間的に認識する事を指しています。
例えば、木からりんごが落ちるのを見て、重力があるのではないかとひらめいたニュートンの万有引力の法則の逸話がそれにあたります。
そんな大げさな事例でなくとも、謎解きゲームで「わかったぞ!」とひらめくことがアハ体験です。みなさんもたくさんのアハ体験をしていると思います。
アハ体験4つの特徴
そんなアハ体験ですが、アハ体験には4つの特徴があります。
- アハ体験は、突然起こる
- アハ体験によって、問題はすぐに解決される
- アハ体験は、ポジティブな感情が起きる
- アハ体験によってひらめきを得た人は、そのひらめきの信頼性を信じようとする
突然ひらめきが起こり、解けなかった謎解きが解ける!そうすると嬉しい気持ちになりますし、その答えは「絶対そうに違いない!」と思うようになる。これがまさにアハ体験。
しかもこの4つの特徴は一度に起こります。上の謎解きでひらめいた例がまさにそうで、一気に起こるのです。
また、アハ体験は一度しか体験ができません。同じひらめきによる快感は得られないということです。そりゃそうですよね。ニュートンもりんごが落ちたのを見て「重力だ!」と気づいたのって、もう一度その発見と感動を得るのは難しいですよね。
この点からも謎解きゲームの1回きりしか遊べない性質と合致しています。
そうなるともはや謎解きゲームはアハ体験をするためにやっているゲームと言っても過言ではありません。
よく、謎解きゲームは解けなかったときの悔しさをバネにする…という文脈もあると思います。
筆者は個人的にはこの点は、解けた快感をより味わってほしいと思うタイプなので、どうも公演型の謎解きは苦手です。ただ、公演型の謎解きのクリアしたときの快感は他には得られない独特なものがありますので、これはこれで体験してほしい!
ただ、初心者の方やなかなか謎が解けない人はぜひ周遊型謎解きをおすすめします。こちらは自分のペースで進めることができ、最後の謎まで挑戦することができます。スッキリしてゲームを終えることができますのでオススメです。あとは「持ち帰り謎」という家でできる謎解きもオススメです。こちらも制限時間がないので、ゆっくり自分のペースでできます。
悩んでいる人こそ謎解きでアハ体験を
アハ体験の特徴として「アハ体験は、ポジティブな感情が起きる」がありました。
そうです。ひらめきによって脳内の物質が出て気持ち良い気分になるんです。カタルシス(精神浄化作用)とも呼べる効果があり、心のもやもやも吹き飛ぶことでしょう。
なので何かに悩んでいるとか、元気が出ないなぁという方は、ぜひ謎解きゲームに挑戦してみてください。
先程もあげましたが、ネッツ通販で購入できる「持ち帰り謎」は自宅でもできるのでオススメです。また、TwitterなどSNSでもたくさん謎解きが出ていますので、それに挑戦するのもいいでしょう。
でも時間があるならストーリー性のある謎解きをやると、より深く楽しむことができますよ。
謎を解いてアハ体験しよう!
最後に、謎解きをしてアハ体験をしてみましょう!
たぬき探偵ジェリーのTwitterでは毎週水曜日に謎解きを出題しています。こちらの謎を解いてスッキリしてください!