【謎解き】ひみつのグルメBOXの感想（謎解き制作者目線）

こんにちは。SCRAPさんが出している謎解きゲーム「ひみつのグルメBOX」をプレイしましたので、その感想をお送りします。結論から言うと、とても楽しかったです！そしてなんかめっちゃオトクな気持ちになりました。

https://realdgame.jp/MysteryGourmetBox/

ひみつのグルメBOXとは

このゲームは「購入して家で遊ぶ」謎解きゲームです。なので、まずはSCRAPの公式サイトでこの謎解きキットを購入しましょう。

価格は2,700円（税込）です。

感想

これまでの持ち帰り謎解きとは違う点が、お取り寄せグルメ本としての役割も果たしているというところです。なので、謎を解いていくうちにグルメの知識がつき、新しいグルメに出会うことができます。そのお取り寄せカタログとしても使えるのですが、それが結構充実しているんです。謎解きにグルメをちょっとくっつけたわけではなくて、ガッツリ本として作っているところがすごいと思います。
謎解き制作者目線で見ると、まずこの本をガッツリ作っているところに凄さを感じます。だって、本を作るって結構労力がいりますから。ざっとこの本を見るだけで、たくさんのグルメが載っているのですが、これらのグルメ情報についての写真をメーカーに請求したり、文章の校正をしたり、デザインをしたりと、めっちゃめんどくさそうな雰囲気がするのです笑。これだけで立派な仕事になるのに、さらに謎解きまでも入れちゃうなんて驚きです。

この本、デザイン性もとても優れていると思います。さすがは元々フリーペーパーを作っていたSCRAPさん。カタログとしてのデザインもしっかりできる体制に安心感を覚えます（何目線？w）

また、謎解きも生半可な作りではなく、切ったり、シールを貼ったり、おなじみSCRAPさんのクオリティだけあってかなりちゃんと作り込んでいます。悩む場所もあって、解けた！という達成感もしっかりと味わうことができます。筆者は2回くらいびっくりする場面がありました。なかなかよく考えるわ〜と思わされます。

一緒にプレイした人の感想

実はこのゲーム、複数人でプレイしたのですが、みなさんの感想もお届けします。

実際のお取り寄せグルメガイドとしても使えるので、1回切りという謎解きの弱点をカバーできているのが素晴らしかった。

企画、取材、写真撮影、校正など、雑誌を作る工程を想像するだけで「よくやったなぁ」と思った。
読み物としてのクオリティも高く、通常終わったら二度と見ない謎解きキットの役割が更新されたように感じる。

まず冊子の完成度の高さに驚いた。謎解きの材料として使われている文章であっても、違和感はなく、単純にその商品の紹介文としてすらすら読むことができた。

実際にサイトで商品を検索してもらったり、自分におすすめの商品がわかるようになっていたり、謎解き中でも購入ページに飛べたりと、謎解きのクオリティは保持しつつ、いやらしくないように「商品の販売促進」という目的を徹底していることに感心した。

謎を解くために、手元の資料やLINE画像等をじっくり読ませる仕掛けが秀逸。
今回はそれらをグルメ雑誌形式にすることで、旅行会社や観光地、出版社とのタイアップを感じさせる内容だったが、教育分野や新商品PR等にも活かせるような可能性を感じた。

何と言っても観光ガイド的な冊子。
手間を考えると｢デザイナー本当にお疲れ様です…！｣という気持ちになるんですがｗ、ああいうギミックの使い方もあるのかと…。ゲームクリア後もそのまま手元に置いておくこともできる使い方はいいですね。折ったり貼ったりしないのできれいな状態で取っておけるし。

ぜひご興味のある方はこちらのゲームを遊んでみてください！